健康経営優良法人認定制度の進め方
「従業員の健康」=「企業の未来投資」という風潮が広まってきました。
全国平均の離職率が11.1%に対し、健康経営優良法人2023取得法人の平均は4.6%!
健康経営のメリットは、生産性の向上・モチベーション向上・定着率アップ・採用にも有利・シニア世代の活躍・人財確保などさまざまです。取り組み事例も合わせて、ご案内いたします。
1)健康経営とは?
2)その背景は?
3)健康経営のメリット
4)健康経営優良法人認定制度とは?
5)健康経営優良法人認定制度の導入のステップ
6)取り組み事例①
7)取り組み事例②
8)そのほか取り組み事例
1)健康経営とは?
「従業員の健康」=「企業の未来投資」
健康経営とは、経営者が、従業員の健康管理を将来的な投資として経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。
2)その背景は?
①少子高齢化と労働力人口が減少
②新しい価値観が生まれている 「心と体の健康」 「働きやすさと働きがい」
③労働環境とメンタル不調者の増加
④国民医療費の増加
働き方に関するアンケートでは、「働く職場に望むものは、心身の健康を保ちながら働ける」・・54.6%です。
(日経新聞社「働き方に関するアンケート」2023年9月実施
3)健康経営のメリット
①生産性の向上
集中力・パフォーマンスが向上し、組織の活性化につながります。
②従業員のモチベーション向上
ポジティブな心理状態で仕事に取り組むことができます。
③定着率アップ
従業員の満足度が向上し、離職率低下・定着率アップにつながります。
*全国平均の離職率が11.1%に対し、健康経営優良法人2023取得法人の平均は4.6%です!
④採用力アップ
健康経営は安心感につながり、採用にも有利になります。
⑤シニア世代の活躍
人手不足が進む中、シニア世代に活躍してもらうことは必須です。
⑥経営のリスクマネジメント
従業員の休職のリスクや労災の発生を防ぎ、人財確保につながります。
4)健康経営優良法人認定制度とは?
経済産業省では、経営者が、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を「健康経営優良法人」として認定しています。これによって、健康経営は全国に広まっています。
2024中小規模部門では、16,733法人が認定されました。
5)健康経営優良法人認定制度の導入のステップ
①健康経営実施を社内・社外に告知
②実現のための組織づくり 担当者を決める
③課題確認 健康診断受診率の確認・ ストレスチェックを行うなど
④計画を立て実行する 食生活の改善・運動機会の増進など
6)取り組み事例①(出典:ACTION!健康経営HP)
■保険業13名
■課題・・一日中座りっぱなしのため、肩こり/眼精疲労/体調不良を抱えていた
■「マイ健康宣言」で社員が自分で健康目標や取組みを決め、その費用補助する
■生命保険の商品PRにもつながっている。社員が自分で決めた取組みなので、継続することができ健康に働いている。
7)取り組み事例②(出典:ACTION!健康経営HP)
■製造業35名
■課題・・腰痛・肩こりなどに悩む社員が多く、突発的な欠勤が多かった
■月1回外部講師を招き、元気に働ける体作り・心作りの研修/改善指導を実施
■チーム体制を作り、社員の悩みを早い段階で相談・解決でき離職者0が続いている
8)そのほか取り組み事例
・運動機会提供のためスポーツイベント を実施する
・商工会が実施しているウォークラリーに参加する
・健康相談窓口を設置して、健康に悩みを抱えている社員が相談しやすくする
・独自の有給休暇奨励制度を設けて有給取得率向上を目指す etc
健康経営に取り組むことは、経験を積んだ社員の定着や、モチベーションアップにもつながり業績向上にもつながります。
ぜひ働く環境を整えていきましょう!
健康経営ってどう進める?①
健康経営ってどう進める?②
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