令和6年度おすすめ助成金(設備導入サポート)

人手不足が進む中、設備導入をして働きやすい職場づくりをすることは、定着率アップ、モチベーションアップ、採用力アップと人財確保・業績向上につながります。そこで設備導入を考えている企業様にオススメの助成金をご案内します。

(1)働き方改革推進支援助成金
設備を導入し、残業時間を減らしたり、有給休暇を取得しやすい職場づくりをサポートする助成金です。
<助成金額>
設備導入費用の75~80%を補助(助成金上限額あり)

<主な要件>
①36協定の届出をしている。時間外労働の時間を変更する。
・月80時間超を60時間以下→200万円(助成金上限額)
・月80時間超を60時間超80時間以下→100万円(助成金上限額)
・月60時間超を60時間以下→150万円(助成金上限額)
②年次有給休暇の計画的付与の規定を新たに導入する→25万円(助成金上限額)
③時間単位の年次有給休暇の規定を新たに導入し、かつ、特別休暇の規定を新たに導入する→25万円(助成金上限額)
*賃金を引き上げると加算があります。

<活用例> 飲食店10名
・自動釣銭機を導入200万円
・36協定を65時間⇒60時間に変更→150万円(助成金上限額)
・助成金額200万円×3/4=150万円=助成金上限額
*POSレジ・食器洗浄機・シャンプーユニット・フォークリフト・LINE予約システム・勤怠管理システム・ 清掃ロボット・引上げリフト付福祉車両etc

<ポイント>
・導入することによって従業員の労働時間が減るか?
・従業員の業務負担が軽減するか?

残業時間を減らし、有給休暇を取りやすい職場にすることで、社員の定着につながります。
また若い人財は仕事とプライベートの充実ができるかどうかでも企業の選択をしているので採用にも有利になります。

働き方改革推進支援助成金(活用例)

働き方改革推進支援助成金リーフレット(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/content/001238836.pdf
 

(2)業務改善助成金
最低賃金引上げと設備導入を応援する助成金です。
<助成金額>
機械設備・システム導入費用の75%を補助(助成金上限額あり)

<主な要件>
①地域別最低賃金から50円以内の従業員がいる
②①の従業員の賃金を30円以上引上げ
③生産性を向上する設備を導入する(相見積もり必要)
④引き上げる人数と引き上げる額によって助成金上限額が決定
⑤就業規則の変更

<活用例> 総合工事業
・荷物の運搬や積み下ろしを手作業で行っているため時間がかかっていた
・最低賃金引上げ 4名の賃金を30円引上げ→100万円(助成金上限額)
・フォークリフト導入 150万円
・一度に大量の重量物を運ぶことができ、作業時間が短縮し生産性が向上した
・助成金額100万円 150万円×75%=1,125,000円>100万円(助成金上限額)
*配膳ロボット・乾燥機能付き洗濯機・受発注機能付きHP・顧客管理システムetc
 経営コンサルティングや店舗改装も対象になります。

<ポイント>
・導入することによって従業員の労働時間が減るか?
・生産性の向上・サービスの拡大に繋がるか?
・売上の拡大に繋がるか?

毎年10月に最低賃金が引き上げられます。昨年は全国平均で1,004円となりました。
優秀な人財を確保するため、大企業を中心に多くの企業が賃上げをし、大企業と中小企業の格差は、ますます大きくなっています。
働く環境を整えることは採用や定着に有利です。
最低賃金が上がる10月より前に活用するのがオススメです。

業務改善助成金(活用例)
業務改善助成金リーフレット(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001222481.pdf

 助成金申請は事前に計画届の提出が必要です。
詳しい内容はお気軽にお問い合わせください。